シルクの特性や色について

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シルクの特性                                     美しい光沢と気持ちの良い肌触りシルクは繊維の断面が三角形になっていて光が当たるとプリズムのように光を反射します。
そのため他の繊維では見られない、独特な美しい光沢感が生まれます。
また、人間のお肌に近いタンパク質(18種類のアミノ酸)で構成されているため
お肌との相性がとてもよく、なめらかでしっとりとした肌触りは素肌に優しく、肌着やパジャマなど肌に触れる素材としても人気があり皮膚の弱い方や乾燥肌の方、アトピー性皮膚炎の方にも多く愛されています。

 


抗菌作用・抗酸化作用・美肌効果

シルク糸は、タンパク質の二層構造でできていて中心部のタンパク質が、セリシンというにかわ質のタンパク質に包まれています。
セリシンにはUV機能・抗菌作用・抗酸化作用・美肌効果など、他の繊維に比べてお肌に良い多くの作用があります。
とくに直接お肌にふれるシルク下着は健康なお肌を保つのに大変有効といわれています。


白色

染料には白がありません。

白く見せるために素材そのものを漂白剤で漂白したり、晒したりして白に近づけます。

天然繊維なので、産地や収穫時期によって、白度が異なり毎回同じ色に仕上げるのは難しいようです。漂白剤で白くし過ぎると糸が痛むので、加減が難しいようで、長年の経験と感覚が大事と言えます。

黒色

黒と言ってもいちがいに一色ではなく、業界では「黒100色」と言われる程、多くの黒があります。青みの黒や赤みの黒など様々です。

ウールに比べて絹糸は染着座席が少なく、濃度を濃くするには技術が必要とされます。ネクタイに使用する絹糸の黒は青みの黒に染める事が多いです。

実際に使用する黒は、あなたが、"これが黒だ”と思われる色があなたの黒であると言えるでしょう。

藍色

藍は、日本古来の色です。

昔、青の染料がなくて藍を染料として使っていました。

現在、化学染料で濃い藍の色を再現するには、きれいな青の染料を何度を重ねて、色の深みを再現させていきます。

草木染めの藍は、紫外線などに弱く色焼けが起こりやすいです。

古来からあった織物は、どの程度鮮明な青であったのか疑問です。また、再現するのも難しいようです。